10月といえば何気なく考えてしまう、〇〇の秋。
今年はどんな秋にしますか??
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋。
なにをするにも過ごしやすい季節です。
『日本の伝統・文化シリーズ 第 2 集』について
2019年10月2日(水)に発売の『日本の伝統・文化シリーズ第2集』を紹介します。
今回は日本の遊びについてです。
第1集は、歌舞伎についてでした。隈取(くまどり)をデザインした大きな切手はインパクトがありました。
第2集はどんなデザインでしょうか。
デザイン
今回は、84円切手と63円切手の2種類発売になります。
それぞれテーマが違うので見ているだけでも楽しくなるかわいい切手です。
84円切手
価格:840円(シール式)
84円切手は日本の伝統的なおもちゃになります。淡い色合いでほっこりするようなデザインです。
シートはすごろくをイメージしてます。
すごろくの順番でおもちゃを紹介していきます。
紙ふうせん…紙を袋状に貼り合わせて作られた風船。穴から息を吹き込み、膨らませて遊びます。
凧揚げ…やっこ凧をデザインしています。歌にもあるようにお正月に遊ぶイメージです。
しょうのう舟…小さな舟の模型にしょうのうを取り付けたおもちゃで、表面張力で水面を進みます。
竹とんぼ…竹を削って作るおもちゃ。軸を両手で挟んで回転させ、飛ばして遊びます。
羽根つき…お正月に遊ぶおもちゃ。
吹き戻し…笛を吹くと、紙筒が伸びて、吹くのをやめると元に戻ります。
将棋…昭和の一般家庭で多く遊ばれていた筆文字の「書き駒」をデザインしています。
独楽…ひもを巻いたこまを投げて回す「投げこま」をデザインしています。
ビー玉…色とりどりのガラスの玉をはじいて取り合うあそびです。女の子はキラキラしていて集めたりもしました。
けん玉…十字状の「けん」と穴のあいた「玉」を組み合わせたシンプルなおもちゃ。
63円切手
価格:630円(シール式)
63円切手は、折り紙をデザインしています。
上段左から…風車・はと・つばめ・家・ダリア
下段左から…飛行機・ことり・金魚・鶴と亀・梅
おりがみの歴史が気になったので調べてみました。
7世紀初めに大陸から紙の製法が日本に伝えられたのち、日本人の工夫によって薄くて丈夫な紙、「和紙」が生まれました。はじめ写経や記録が紙の重要な用途でしたが、神事にも用いられるようになり、神への供物など様々なものを紙で包むようになりました。やがて供物や贈り物を包んだとき紙に折り目がつくことに着目して、包みを美しく折って飾る儀礼折が生まれてきます。
室町時代(14,15世紀)に入ると小笠原家や伊勢家によって様々な礼法が整えられ、紙包みの礼法(儀礼折)もそのころ考えられたものです。今も使われている熨斗包みや雌蝶・雄蝶などの折り方はその名残です。
やがて礼法や決まりから離れて、折り方そのものを楽しむようになったのが「折り紙」です。江戸時代に入ると紙の生産量も増え「折り紙」はいっそう庶民に親しまれるようになりました。寛政9(1797)年には世界で最も古い折り紙の本「秘傅千羽鶴折形」が出版されています。
明治時代に入ると、「折り紙」は幼稚園教育にもとりいれられ、小学校では手工や図画でも教えるようになり、ますます盛んになりました。現在では、「折り紙」は世界各地に広まり、折紙愛好家の団体がいくつもできて盛んに活動を続けています。
包み方を工夫して、美しく見せる。日本人の細かな意識がおりがみから感じることができます。
販売場所
●全国の郵便局など
●郵便局のネットショップ
●銀座郵便局での郵便振替による通信販売
まとめ
伝統的なおもちゃもおりがみものほほん、ほんわかしている色合いとデザインでかわいいです。
懐かしいおもちゃもたくさんあってまた遊んでみたいな~と思わせてくれます。
今の時代の子供たちにも昔のおもちゃで遊んでもらいたいですね。