日本人ならではの感性、四季を通して自然を感じ表現している和色…
和色に馴染みはなかなかないと思います。
今回発売の切手は伝統色をテーマにしています。
淡くやさしい色合いを使って四季をデザインしている切手をご覧ください。
『伝統色シリーズ切手』とは?
『伝統色シリーズ第1集』が2017年9月20日に発行しました。テーマは『秋』!!
第1集の発行から約1年半…第2集が2019年3月6日(水)に発行になります。
テーマは『春』です。
日本人が四季折々の日常生活の中で継承してきた日本の伝統色をイメージしてます。
伝統色シリーズは春夏秋冬をテーマにして、全4集を予定しています。
販売場所
全国の郵便局又は郵便局のネットショップにて販売します。
82円切手(価格820円)
販売価格:820円(シール式)
上の段…左から
①鶯(うぐいす)色…「春告鳥(ハルツゲドリ)」とも呼ばれるウグイスの羽の色のような、くすんだ黄緑色。
②薄群青(ぐんじょう)…群青を薄めた明るい青紫色。群青は青紫色をした貴重な岩絵の具のこと。
③ 菫(すみれ)色…「万葉集」の時代から人々に親しまれてきたスミレの花のような、鮮やかな青紫色。
④砂(すな)色…砂のような、黄色がかった薄い灰色です。サンド(sand)の訳語として近世に生まれました。
⑤緋(ひ)色…茜染めによる最も鮮やかな黄みの赤のこと。元は緋(あけ)と読み、明るさを表す「あか」と同じ意味がありました
下の段 左側から…
⑥若草(わかくさ)色…春先に芽吹いた若い草の色のようなさえた黄緑を表す色名で、春の訪れを感じさせる生命感にあふれた色
⑦桜(さくら)色…桜の花の色に由来する薄い紫みのピンク色。花弁は 1 枚だとほとんど灰色にみえますが、重なり合うとピン
ク色が増して見えます。
⑧山吹(やまぶき)色…ヤマブキの花の色のような赤みの黄色。「こがね色」と同じように、大判や小判の隠喩として用いられる
こともあります。
⑨曙(あけぼの)色…明け方の日の光に色づく東の空の色に由来する、ほのかな黄みの赤です。東雲(しののめ)色ともいいます。
⑩猫 柳(ねこやなぎ)色…春先に咲く猫柳の花穂(かすい)のくすんだ黄緑色です。毛のフワフワした花穂を猫の尾に見立て、
ネコヤナギと呼ばれます。
62円切手(価格620円)
販売価格:620円(シール式)
上の段…左から
①蒲公英(たんぽぽ)色…タンポポの花のような明るい黄色。
②水(みず)色…水の色をイメージした薄い緑みの青。水は無色透明ですが、水中では青い光が多く散乱され水面は青みを帯びて
見えます。
③藤紫(ふじむらさき)色…藤の花のような薄い紫を藤色といい、それより少し濃い色が藤紫です。
④菜の花(なのはな)色…アブラナ(油菜)の花のような明るい緑みの黄色。
⑤墨(すみ)色…木や骨などを燃やした炭やすすは最も古い染料や絵の具の一つ、洞窟壁画でも黒の表現に用いられていました。
下の段 左側から…
⑥躑躅(つつじ)色…赤躑躅の花の色に由来する、紫みを帯びた赤い色です。平安時代から使われています。
⑦黄水仙(きずいせん)色…春に濃い黄色の花を咲かせる黄水仙に由来します。
⑧萌黄(もえぎ)色…春になり木や草の葉が萌え出るさまを表す色名。平安時代から用いられ、黄緑色の代表的な伝統色名
⑨桃(もも)色…桃の花の色から名づけられた紅のあせた色です。実際の花よりも濃い色となっています。
⑩海松(みる)色…海藻の海松(みる)に由来、暗く鈍い黄緑(オリーブグリーン)。色名としては平安時代以降に用いられてた。
まとめ
ご覧いただいた通り、淡く落ち着くような色合いの伝統色。
見ているだけでほっこりします。
全4種類、これから発売の「夏」「冬」も楽しみです。