2019年11月6日発売 郵便局限定切手『伝統色シリーズ 第3集』

10月に入り肌寒かったり、日差しが暑かったり、秋がひょっこり顔をのぞかせています。

体調に気をつけたい季節ですね。

今回の切手は伝統色シリーズです。

『伝統色シリーズ 第3集』

2019年11月6日に『伝統色シリーズ 第3集』が発売になります。

四季や生活の中で感じてきた日本伝統色をモチーフにしています。

今回のテーマは「冬」です。

日本の冬を色彩から表現しています。

デザイン

今回の切手は63円切手と84円切手の2種類発売になります。

63 円郵便切手(シール式)

ゆうびん.jp(伝統色シリーズ 第3集)

(1)深(こきひ)…茜で染めた後にムラサキソウの根をかけ合わせた、紫みを帯びた暗い赤です。平安時代における朝廷の決まり事を記した『延喜式』には、紫に次ぐ高位の色と記されています。

(2)鉄黒(てつぐろ)…鉄が酸化されてできる黒い酸化被膜に由来する色名です。

(3)鮭色(さけいろ)…色名サーモンピンクの日本語訳です。鮭の切り身の色に由来する色名であり、ピンクの中でもオレンジみを帯びたピンクです。

(4)常盤色(ときわいろ)…常緑樹の松や杉の葉のような濃い緑色です。一年中、葉を落とすことがないことから、永遠不滅の象徴として縁起のいい色とされています。

(5) 橙色(だいだいいろ)…ミカン科の橙の熟した色です。果実は冬に熟しますが木から落ちず、2~3 年は枝についています。そこで「代々栄える」という縁起担ぎにより、鏡餅などの正月飾りに添えられます。

(6)鳥の子色(とりのこいろ)…鳥の子といっても、雛の色ではなく卵の殻の色に由来する色です。ごく淡い黄褐色や茶色みがかった白にあたります。

(7)紅海老茶(べにえびちゃ)…紅色と海老茶を組み合わせてできた、暗い赤茶色を示す色名です。

(8)銀鼠(ぎんねず)…明るい銀のような鼠色のこと。グレイの中で最も明るいのは白鼠で、その次が銀鼠でした。

(9)丹色(にいろ)…「丹」は赤土や赤い顔料のことを指す言葉です。赤土の粘土は人類最古の赤い顔料で、赤褐色を表すこの色名も長い歴史を持ちます。なお、丹頂鶴の名は頭頂が赤いことに由来します。

(10)雀茶(すずめちゃ)…雀の頭の色のような赤黒い茶色をいいます。

84 円郵便切手(シール式)

ゆうびん.jp(伝統色シリーズ 第3集)

価格:840円(シール式)

(1)紅梅色(こうばいいろ)…紅梅の花のような、紫みのある淡い紅色です。梅は「春告草」といい、春の始まりを告げる花として古くから親しまれてきました。

(2)消炭色(けしずみいろ)…消炭は、薪や炭などを途中で消して作る炭で、火が着きやすいため焚付に用いられます。墨色のように深い黒ではなく、黒に近い暗い灰色です。

(3)人参色(にんじんいろ)…人参の根のようなオレンジ色のこと。英語ではキャロットオレンジといいます。

(4)雪白(せっぱく)…雪の白さを強調した色名で、正に真っ白ということです。白が無実・無罪を意味することから、雪白は潔白であるという意味で使われます。

(5)小豆色(あずきいろ)…小豆の実の色のような暗いくすんだ赤です。赤は古代から魔除け、厄除けの色とみなされ、そのため祝いの席などで赤飯や善哉などを食べる習慣が普及しました。

(6)煤竹色(すすたけいろ)…囲炉裏や竈の煙などに燻いぶされ続け、すすけた色を帯びた竹の色のような暗い茶褐色。江戸時代は茶色系や鼠色が好まれた時代であり、通人の好む衣装や帯色として流行しました。

(7)白 群(びゃくぐん)…日本画の岩絵の具の色。アズライト(藍銅鉱)を砕いて作られる群青の粒子をさらに細かく砕いていくと、白っぽくなり、緑みを帯びた水色の白群となります。

(8)松葉色(まつばいろ)…松の葉の色のような濃い黄緑色をいいます。松は、古来から神聖な木、長寿や不変のシンボルとして珍重され、松葉色も生命力を表す「おめでたい色」とされました。

(9)朱色(しゅいろ)…鳥居の色、朱肉の色など、少し黄みがかった鮮やかな赤。朱塗りの漆器の色のことはジャパニーズ・レッドと呼ばれます。

(10)濃 卵(こいたまご)…染め色の呼び名で、卵の黄身に由来する濃い黄色のことをいいます。

販売場所

全国の郵便局など

郵便局のネットショップ

銀座郵便局での郵便振替による通信販売

まとめ

日本らしい淡い色合い。目に優しい感じがします。

切手のフレームもカラフルかわいい感じで、色の名前が書いてあっていいですね。

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