ゴールデンウイーク、いかがお過ごしですか?
ゴールデンって魅力的なお休みなはずなのに…どこにも遊びに行けずうずうずです。
ただ、家にいて家族とゆっくり過ごすこともそうそうないこと。
こんな時だからこそ、違う楽しみを発見できるのではないでしょうか。
5月発売 『日本の伝統・文化シリーズ』・『国宝シリーズ』の紹介
2020年5月発売の切手を紹介します。
今回は『日本の伝統・文化シリーズ』と『国宝シリーズ』。
2つの切手は日本を紹介している切手になっています。
国宝シリーズは、その場所に行って実物をみたい気持ちがあふれ出るくらい、魅力的な建物、見術品です。
2020年5月8日発売『日本の伝統・文化シリーズ 第3集』
第3集は、大相撲です。
84円切手は、相撲を錦絵で描いています。
63円切手は、土俵入りの型、決り手などをデザインしています。
発売日 | 2020 年 5 月 8 日(金) |
価格 | 840円(84円切手)・630円(63円切手) |
種類 | シールタイプ |
販売場所 | ・全国の郵便局など ・「郵便局のネットショップ」 ・銀座郵便局での郵便振替による通信販売 |
前回の『日本の伝統・文化シリーズ』はこちらからご覧できます。
2019年10月2日発売郵便局限定『日本の伝統・文化シリーズ 第 2 集』
デザイン(84円切手)
上の段左から、
- 「天覧相撲横綱土俵入の図」(歌川 豊宣 画)
- 「勧進大相撲取組之図」(歌川 国利 画)
真ん中の段左から、
- 「秀ノ山雷五郎横綱土俵入之図」(歌川 豊国(三代)画)
- 「大日本大相撲勇力関取鏡」1(落合 芳幾 画)
- 「大日本大相撲勇力関取鏡」2
下の段左から、
- 「勧進大相撲之図 小柳・荒馬」1(歌川 豊国(三代)画)
- 「勧進大相撲之図 小柳・荒馬」2
- 「取組の図 小柳・荒馬(部分)」(歌川 豊国(三代)画)
- 「東ノ方土俵入之図」1(歌川 豊国(三代)画)
- 「東ノ方土俵入之図」2
デザイン(63円切手)
上の段左から、
- 決まり手「寄り切り」
- 立合い(行司と力士)
- 横綱土俵入り「雲竜 型」
- 横綱土俵入り「不知火型」
- 手刀
- 決まり手「上手投」
下の段左から、
- 決まり手「波離間投」
- 横綱
- 三段構えのうちの上段の構え
- 決まり手「吊り出し」
切手の余白には、立行司「取組の図 小柳・荒馬」(歌川豊国(三代)画)
2020年5月29日発売『国宝シリーズ第1集』
日本のさまざまな文化を象徴するものである国宝。
「国宝シリーズ 第 1 集」は、縄文時代から古墳時代までの美術品や土偶、奈良時代から室町時代までの建物を切手にしてます。
発売日 | 2020年5月29日(金) |
価格 | 840円(84円切手)・630円切手(63円切手) |
種類 | シールタイプ |
販売場所 | ・全国の郵便局など ・「郵便局のネットショップ」 ・銀座郵便局での郵便振替による通信販売 |
デザイン(84円切手)
上の段左から、
- 円覚寺舎利殿
鎌倉時代(1282年)に北条時宗によって創建された円覚寺の建築物のうち、室町時代中頃に建立されたものです。「佛牙舎利」という釈迦の歯が祀られています。禅宗とともに伝来した中国・宋の建築様式(唐様)を採用した仏堂として、日本最古のも。
- 東大寺鐘
楼鎌倉時代初期に榮西により再建されたもの。構造法や繰型は大仏様を基調としていると思われますが、特異な組物の配置などには唐様と思われる点もみられる、異色の建築物です。
- 醍醐寺五重塔
醍醐天皇のご冥福を祈るために朱雀天皇が起工。951年に完成したもので、京都府下で最も古い木造建築物です。初層の内部には両界曼荼羅や真言八祖が描かれており、日本密教絵画の源流をなすものといわれています。
真ん中の段左から、
- 中尊寺金色堂
1124年に奥州藤原氏の藤原清衡によって上棟されたものです。内外に金箔が押されており「皆金色」とも称され、内陣部分には夜光貝を用いた螺鈿細工、象牙、宝石によって飾られています。
- 石山寺多宝塔
石山寺にある、建築年代が明確なものでは日本最古の多宝塔で、檜皮葺の屋根が特徴的です。1194年、源頼朝の寄進により建立されたと伝えられています。
- 興福寺北円堂
日本にある八角円堂の中で最も美しいとも賞されています。藤原不比等の1周忌に当たって建立されました(721年)。被災後、鎌倉時代(1210年)に再建されましたが、奈良時代創建当時の姿をよく残しているといわれています。
下の段左から、
- 三徳山三仏寺奥 院(投入堂)
三徳山の北面の標高約 520m地点の凝灰角礫岩と安山岩との境界部にできた天然のくぼみを利用して建立されています。平安時代後期に建てられたとされていますが、建立方法については分かっていません。「役行者」が法力で投げ入れられたと伝えられており、投入堂といわれるようになりました。
- 浄土寺多宝塔
鎌倉時代末期(1328年)に建立されたもので、多宝塔としては規模が大きいものです。内部には彩色が施されているほか、透かし彫りなど華麗な装飾に富んでいます。
- 正倉院正倉
奈良時代(756年)に東大寺に奉献された聖武天皇の御愛蔵品等を収めた宝庫です。奈良・平安時代の官庁や大寺には重要物品を納める正倉が設けられており、その正倉が幾棟も集まっている一廓が「正倉院」と呼ばれていました。
- 羽黒山五重塔
平将門によって創建されたといわれており、室町時代初期(1372年頃)に再建されたもので、出羽三山神社の参道の傍らに建っています。かつては瀧水寺の五重塔だったものといわれており、付近には多くの寺院がありましたが、現在はこの五重塔のみ残っています。
デザイン(63円切手)
上の段左から、
- 土偶/長野県茅野市米沢棚畑遺跡出土
縄文時代中期の立像土偶で、「縄文のビーナス」とも呼ばれています。ハート形のお面を被ったような顔の形、あどけなく開けられた口が愛らしい一方、下半身の造形は、特に豊満に誇張されお腹とお尻は大きく張り出しており、妊娠した女性の様子をよく表しています。
- 土偶/北海道函館市著保内 野遺跡出土
縄文時代後期後半の墳墓から出土したもので、1975年に農作業中に偶然発見されました。薄く精巧につくられ、写実的、文様構成に優れています。また、その構造から「中空土偶」とも呼ばれています。
- 土偶/青森県八戸市風張1遺跡出土
両脚を若干開いて両膝を立て、その上に両腕を置き手を合わせて指を組んだポーズを取っていることから、「合掌土偶」とも呼ばれています。縄文時代後期後半の大規模な環状集落の竪穴住居跡の片隅に置かれたような状態で出土しました。
- 土偶/山形県舟形町西ノ前遺跡出土
女性の姿を究極まで象徴化しつつ高い様式美を誇り、その均整のとれた美しい容貌から「縄文の女神」とも呼ばれています。
- 土偶/長野県茅野市中原遺跡出土
縄文時代後半前期の、お墓と考えられる穴が密集する場所で、穴の中に横たわるように埋められた状態で出土しました。逆三角形(ハート形)の仮面を装着したかのような顔面で、「仮面の女神」とも呼ばれています。
下の段左から、
- 埴輪武装男子立像
古墳時代の代表的な遺物である埴輪のうち、唯一の国宝です。甲冑を着け弓や大刀の柄を握りしめた武人埴輪で、きりっと結んだ口や深く切り込まれた目が武人の気品と風格を思わせます。群馬県太田市(旧新田郡九合村)から出土したもの
- 袈裟襷文銅鐸〈伝讃岐国出土〉
江戸時代に讃岐国(現在の香川県)で発見されたと伝えられる、弥生時代の銅鐸です。片面にトンボ、イモリ、シカを射る人など、もう一方の片面にカマキリ、クモ、魚を食べるスッポンなどが描かれていて、男性の頭は○、女性の頭は△で描き分けられています。
- 肥後江田船山古墳出土品《獣 帯鏡》
1873年に熊本県の菊池川中流に展開する肥後江田船山古墳(前方後円墳) の後円部の石棺式石室(横口式家形石棺)から、刀剣、甲冑などの武具類、金銅製冠帽、金製耳飾りなどの装身具、馬具、他の鏡 5 面などとともに出土しました。
- 火焔型土器/新潟県十日町市笹山遺跡出土
縄文時代中期のもので、このほか土器・土製品、石器・石製品類など 927 点とともに国宝に指定されました。立体的な装飾に富み、優れた原始造形美の独特な形と文様を持ちます。火焔型土器には、煮炊きに使用された痕のあるもののほか、祭りのなどの非日常的な用途に供されたものもあったのではないかと考えられています。
- 奈良県藤ノ木古墳出土品《金銅鞍金具》
古墳時代の築造とされる円墳の石室内から出土したものです。鳳凰、象、鬼面などの透影が施されています。
まとめ
シールタイプの切手なので、貼りやすく、デザインも素敵な題材なので使いやすくなっています。
海外へ手紙を郵送する時も喜ばれます。(差額分の切手を郵便局窓口で確認してください)