2021年1月発売 郵便局の切手『自然の記録シリーズ 第1集』

今年も残りあとわずか…

やることリストを作りながらバタバタしています。

みなさんはどのような年末を過ごしていますか?

ちょっと一息入れながら切手でも見てみましょう~

自然の記録シリーズ 第1集

科学的な観点で自然由来のものが描かれた写生画などを題材としたシリーズの第1集です。

第1集は植物精密画を取り上げます。

『花木真寫(かぼくしんしゃ)』とは…

江戸時代に図や絵で植物を説明した、植物図譜が多く作られました。

作られた図譜の中で、本格的なものが『花木真寫』全 3 巻です。

作ったのは関白、摂政を務めた近衛家凞(1667~1736 年)です。

花木真寫には、縦 30 センチほどの 3 巻に125 図の植物が正確に描かれています。

発売日 2021年 1月22日(金)
価格 840円
種類 シールタイプ
販売場所 ・全国の郵便局など
・「郵便局のネットショップ」
・銀座郵便局での郵便振替による通信販売

デザイン84円切手(840円)

日本郵便トップ(自然の記録シリーズ 第1集)

江戸時代に作られた植物図鑑である「花木真寫」の中から、冬から夏にかけての植物が切手になっています。

右側上の段より

水仙(すいせん)

高さ 15~50 センチほどの多年草で、海岸近くなど湿地に群生します。

花は 12~3 月に咲き、芳香があります。福井県を始めとした多くの地方公共団体の花に指定されています。

寒菊(かんきく)

高さ 50~100 センチほどの多年草です。

12~1 月に花が咲きます。寒菊は寒さに比較的強く、霜に遭うと葉の色が変わる特質があります。

菫菜(すみれ)

高さ 7~11 センチほどの多年草です。3~5 月に濃紫色の花が咲きます。

可憐な姿をしたスミレですが、痩せ地でも育つ強い植物です。

アスファルトの裂け目からでも生えてきます。

幣辛夷(しでこぶし)

高さ 3 メートルほどの落葉中高木です。

3~4 月に花が咲きます。細い花弁が開いた姿が神事で使われる紙垂を連想させることから、シデコブシと呼ばれます。

湿地や小さな川沿いで生育しますが、野生種の絶滅が危惧されている植物でもあります。

山蘭(ほくろ/しゅんらん)

葉の長さが 20~50 センチほどの多年草です。

3~4 月に淡い黄緑色の花が咲きます。日当たりの良いところに生え、花には淡い芳香があります。

右側下の段より

瓔珞躑躅(ようらくつつじ)

山地に生える高さ 1~2 メートルほどの落葉低木です。

5~6 月に紅紫色の小さな筒状の花が下向きに咲きます。

粉團花(こでまり)

高さ 1~2 メートルほどの落葉低木です。

4~5 月に葉や細い枝が見えなくなるほど、多数の白い花が集まって咲きます。

枝が垂れる姿が見事です。江戸時代から栽培されていました。

射干(しゃが)

森林の木陰などやや湿った場所に群生する高さ 50~60 センチほどの多年草です。

4~5 月に白っぽい紫のアヤメに似た花が咲きます。

菩薩茨(ぼさつばら)

5~6 月に深紅色の花が咲くようです。

『花木真寫』には、江戸時代の園芸品種を知る上での貴重な植物が記録されています。

この菩薩茨はその一つです。中国に野生する野バラから栽培化されたものと見られています。

紫陽花(あじさい)

高さ 1.5~2 メートルほどの落葉低木で、水はけがよく湿潤な場所を好む植物です。

6~7 月に花が咲き、開花後は徐々に花色が変わっていきます。

まとめ

全体的に落ち着いた色合いなのでどんな封筒でも合いそうです。

冬から夏にかけて使えるのでとても便利ですね。

 

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